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レビュー

※2006/5/26

ターミネーター3

いわゆるヒーローアクション的で大衆向けなT2に対し、こちらは後日談的で劇中触れられてない裏設定の描写も多々あるためか、どうしてもマニア向けの印象が強く、派手さの面で見劣りしてしまう。最終的にスカイネットは目覚めてハッピーエンドとはいかないため、大規模な広告も打てなかっただろうか。大人になったジョン・コナーが肉体労働で食いつなぎ、やけっぱちになっているのも全体的に暗い雰囲気に包まれている一因かも。

クリスタナ・ローケン演じる無表情な女ターミネーター【T-X】と、シュワルツネッガー演じるタフガイな【T-850】との対決シーンに関してはド派手。
前回T2では液体窒素の【T-1000】型が相手。言わばラオウ操る剛の拳とトキ操る柔の拳のごとく、描写通り水を切るようなもどかしさがあったが、ついに3で剛の拳同士、ターミネーター初の打撃肉弾戦が繰り広げられる。爽快というより豪快。

ちなみにT2のシュワは【T-800】型。T3ではそれに改良を加え、予備動力がメイン動力と同様の水素エンジンに交換、計2基が並列搭載された高性能タイプになっており、新たに心理学もプログラミングされているらしい。細かい設定恐れ入った。

これら個性あふれるターミネーターたちの先祖【T-1】型が数十機、国防軍基地に格納された状態で登場。お約束で【T-X】にプログラムをいじられ、敵として立ちはだかる。
【T-1】は両腕がガトリングガンとなっており、フォルムのイメージは120ミリキャノンの無いガンタンク。他には追跡してくる小型ジェットのような兵器まで登場した。ターミネーターの強引でしつこい追跡は、昔(=現代?)から脈々と受け継がれているようだ。

随所にギャグを挿入。っていうか細かい1発ギャグ多すぎ。



バイオハザード

舞台であるラクーン・シティは地下にある街になっており、生活圏がある。その地下の街のさらに下の階層にある研究所「ハイブ」で、T-ウィルスが漏れ(わざと)、空気感染もするウィルスでは、もはや流出遮断不可能と判断したハイブ中枢の自我を持つコンピューター「レッドクィーン」が、人間を地上に出すまいとハイブ従業員をあらゆる手段(毒ガス・注水・酸素供給停止・エレベーターや館内施設の暴走など)で殺戮し、扉という扉をシャットアウトするパニックシーンから始まる。これだけで映画1本作れそうだ。

お次はレッドクィーンの所業を暴走と勘違いした(殺戮してるから普通に考えると思う)お上の命により、特殊部隊がハイブへ潜入。犠牲を重ねて中枢に辿り着くが、レッドクィーン曰く、私を停止させるのは危険だとの警告を跳ね除け、電磁力か何かでダウンさせる。すると全てのドアが開放され、うだうだやってる間に死人はゾンビとなり、街へ繰り出し始める。

ハイブの侵入者迎撃機能がおそろしく強く、序盤で作品に引っ張り込まれた。満を持して登場するゾンビもケタ違いに強く、逃げ惑うパニックアクションか‥と絶望しかけたところ、ミラ・ジョボビッチ演じる主役「アリス」が凄まじい強さを発揮し、希望が見えた。

ゲームをやってたので懐かしさも混じり、非常におもしろかった。1のボスキャラ「タイラント」が出てきたらもっとおもしろかったのにと思うのはハマった証拠。
ただ、ウィルスの体内注射で徐々に変貌していくというクリーチャーである「G」(2のボスキャラ)を生み出す工程に似た描写があり、最終形態で完全にモンスター化してしまう「G」をあえて「タイラント」に風貌を似せ、シンクロさせた感もある。でもひどいブサイク。

「タイラント」が、稀に存在するウィルス耐性のある人間をベースに肉体改造を施した「バイオ兵器」というゲーム設定上の観点からみると、ウィルスを注射されたあとに実験室から逃亡したという経緯を持つアリスは、外見も変わっておらず…つまりウィルス耐性があると推察できる。そう、実は主役が「タイラント」だった。異様に強いし。

2も観たが、ストーリーはゲームオリジナルの方がおもしろい。概ね沿ってはいるが。

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